✳️骨盤・股関節の痛みと鍼灸マッサージの役割

 

🟠鍼灸マッサージでできること

 

🔸筋肉や関節のこわばりをほぐす

 股関節の周り(お尻の筋肉、太ももの付け根、腰回りなど)が硬くなると、関節に負担がかかり痛みが出やすくなります。

 鍼やマッサージで筋肉を緩め、動きをスムーズにします。

 

🔸血流や代謝を改善する

 ツボへの鍼刺激や温熱で血の巡りを良くし、炎症の回復を助けます。冷えやだるさの軽減にもつながります。

 

🔸痛みを和らげる

 鍼には、脳内で「痛みを抑える物質(エンドルフィンなど)」を出す作用があり、慢性的な痛みに有効です。

 

🔸再発予防のサポート

 正しい姿勢や歩き方の指導、セルフケア(ストレッチ・体操)を提案し、痛みの再発を防ぎます。

 

 

✔️医療機関を優先すべきサイン

 

🔹夜も眠れないほど強い痛み

 

🔹歩行困難、脚の力が抜けるような感覚

 

🔹発熱や強い腫れを伴う痛み

 

🔹外傷後の急激な痛み

 

 

➡️ このような場合は、まず整形外科での検査が必要です。

 

✳️まとめ

 

鍼灸マッサージは、「筋肉や関節のバランスを整え、血流を促し、痛みを和らげる」ことを得意としています。

一方で、「診断や構造そのものの修復」はできません。

 

👉 医療機関での診断→鍼灸マッサージでの機能改善・再発予防 ができるとより安心で効果的です。

 

 

 🔹参考文献・出典

本ページの内容は、最新の医学的知見および公的ガイドラインに基づき作成しています。

鍼灸マッサージによる骨盤・股関節への対応範囲・限界について、以下の文献を参考にしています。

📚参考文献・出典

本ページの内容は、最新の医学的知見および公的ガイドラインに基づき作成しています。

鍼灸マッサージによる骨盤・股関節の痛みへの対応範囲・限界について、以下の文献を参考にしています。

1. 全日本鍼灸学会「鍼灸臨床ガイドライン」

2. 日本整形外科学会「股関節疾患診療ガイドライン」

3. Linde K, et al. Acupuncture for chronic pain. Cochrane Database Syst Rev. 2016.

4. Vickers AJ, et al. Acupuncture for chronic pain: update of individual patient data meta-analysis. J Pain. 2018.

 ※こちらの情報は、日本整形外科学会・日本鍼灸師会などの公的ガイドラインを参考に作成しています。

医療機関での診断・治療を妨げるものではなく、鍼灸マッサージによる補完的ケアを目的としています。