痛みの軽減と身体の回復
痛くなくなったから治った?
山梨市のナチュラル鍼灸指圧マッサージです。
腰や肩が痛くてつらかったのに、いつの間にか痛みがなくなっていた。
こんな経験ありませんか?
痛みがなくなると、ほっとしますよね。
「もう治ったから大丈夫!」
と、そう思います。
実際に痛みがなくなり、身体の機能も回復していることはあります。
ただ、身体の状態を考えるときには、痛みの有無だけでなく、もう少し広い視点からみてみることも大切です(•‿•)
今回は、痛みの軽減と身体の機能回復についてのお話です。
1.痛みの強さだけでは、組織の状態を判断できない
まず知っておきたいのは、痛みの強さと組織の損傷の程度は、必ずしも一致しないということです。
痛みは、組織からの刺激だけで決まるものではありません。
末梢の神経から脊髄、脳へと伝わる情報の処理や、過去の痛みの経験、睡眠、ストレス、周囲の環境など、さまざまな要因が関係しています。
例えば、組織の状態が改善していても、神経系の感受性が高まっていることで痛みが続く場合があります。
反対に、痛みが軽減していても、組織の修復や身体の機能が十分に回復していない場合もあります。
もちろん、痛みがなくなり、組織の状態や機能も十分に回復していることもあります。
つまり、痛みの有無だけで、身体の回復状態をすべて判断することはできないのです。
2.痛みを避ける動きが、身体の使い方を変えることもある
痛みがあるとき、私たちは無意識に痛みを避ける動きをすることがあります。
例えば、腰が痛いときに前かがみを避けたり、膝が痛いときに反対側の脚へ体重をかけたりする動きです。
このような動きは、痛みから身体を守るため起こることがあります。
でも、その状態が続くと、関節の動きや筋肉の活動、身体全体の協調性などに変化が起きる場合があります。
痛みが落ち着いたあとも、そのときの「痛みを庇う動き」が残っていることもあります。
痛みを避ける動きが「悪い」というわけではありません。
痛みがある時期には、身体を守るために必要な反応でもあります。
なので、痛みが落ち着いたら、その動きは今の身体の状態に合っているのか確認することも大事です。
3.痛みがなくなったあと、何を確認する?
身体の回復を考えるときには、痛み以外にも確認できることがあります。
例えば、次のようなこと。
① 関節可動域
関節が必要な範囲まで動くか、左右差や動作の制限がないかを確認します。
② 筋力と筋持久力
必要な力を発揮できるか、日常生活に必要な動作を無理なく続けられるかをみます。
③ 運動制御と協調性
複数の関節や筋肉が、動作に応じて適切に働いているかを確認します。
④ 動作の質
立ち上がる、歩く、腕を上げる、前かがみになるといった動作を、どのように行っているかをみます。
⑤ 日常生活での機能
仕事や家事、趣味など、その人に必要な活動を無理なく行えているかも大事です。
4.痛みがなくなったら、もう繰り返すことはない?
もうひとつ考えたいのが、痛みの再発です。
一度痛みがなくなっても、以前と同じような不調を繰り返すことがあります。
以前と同じように痛みが出てきたからといって、前回の不調が治りきっていなかったとは限りません。
活動量の変化、仕事や家事による負荷、睡眠不足、体調の変化など、さまざまな要因が関係する可能性があります。
そのため、再発予防を考えるときには、痛みのある場所だけでなく、日常生活でどのような負荷がかかっているのか、必要な動作を無理なく行えているかなどの確認をすることも大切なのです。
5.痛みだけでなく、身体の機能にも目を向ける
痛みがあるときには、まず痛みを和らげ、日常生活への影響を減らすことが大切です。
そして、必要に応じて、関節の可動域や筋肉の働き、身体の動かし方なども確認していきます。
痛みがなくなり、身体の機能も十分に回復しているのであれば、それはよい回復です。
一方で、痛みが落ち着いても動作の制限が残っている場合には、その状態に応じた対応を考えることができます。
大切なのは、痛みがなくなったからといって、必ず問題が残っていると考えることでも、痛みがなくなったからすべて解決したと考えることでもありません。
今の身体がどのような状態にあり、何ができて、何に困っているのか。
そこを確認することが、適切なケアを考える出発点になります。必要に応じて、運動や身体の使い方の見直しをすることもあります。
ナチュラル鍼灸指圧マッサージでは、痛みのある場所だけでなく、足元から骨盤、背骨、頭部へと身体全体のつながりをみながら、一人ひとりの状態に合わせた施術を行っていきます。
痛みの軽減だけでなく、日常生活での動きやすさにも目を向ける。
そんな視点を大切に、みなさまのお身体と向き合っています。
山梨市
ナチュラル鍼灸指圧マッサージ